パリ同時多発テロ事件に対する自分の意見のようなもの~テロとは世間体上戦っとけ~
パリの同時多発テロ事件から、一週間がたった。
その間、Facebookアカウントをトリコロールにしてみたり、レバノンはないのかとすごんでみたりする人などたくさんいたが、基本的に私はトリコロールにしちゃう流れには嫌悪感を覚えている。
偏見かもしれないが、私はフランスを非常に排外的な国だと思ってる。(英語がわかるのに、英語で話しかけると無視するという話を何度か聞いたことがあるので・・・)
だから、Facebookをトリコロールにすることは、決して外国人を対等な人間と扱わないフランス人への、無意味なすり寄りでしかないように思えるのだ。
テロに関する混乱はまだ収拾されていないので、総括や反省などは時期尚早だが、早いうちにフランス人は外国人への態度を、改めた方がよいのではないか。そうでないとまた似たようなテロリストが量産されてしまう。
私はこのテロについてのいろんな意見を見てきたつもりだが、どの意見もしっくりこないかった。
・テロとは戦ってはいけない⇒じゃあどうすんの?
・テロとは関わるな⇒今回犠牲になった人たちも、ほぼテロとは関わりないと思うんですけど。
・テロと戦え⇒そう言われても・・・。
・我らはフランスと共にある!⇒そこまで価値観共有できてる?僕ら白人でもキリスト教徒でもないよ。
・アメリカやフランスの空爆もテロ⇒じゃあ空爆やめる?IS復活しちゃうけど。
よくわからないが、自分なりに整理してみると、
・日本は「世間様」のこともあるので、テロ自体とはアメリカやフランスと歩調を合わせつつ戦いながらも、一段落着いたら「なんでこうなったのか」という総括を、欧米諸国にしてもらうこと。(結局は排外主義と欲にくらんで戦争を始めてしまう人たちがいるのが悪いのだ。)
が必要なんじゃないかなぁと思っている。
一応日本は世界の責任ある一員でもあるので、何にもしないっていうわけにはいかない。かといって、アメリカやフランスのあり方は全肯定できない。
「あんたたちどうなの?」ということを国連かなんかで問わないといけないんじゃないか。