貯金を1,000万もするのは無駄だ~現金持つな!資産を買え!~
最近話題のブログに便乗してみる。
このストイックさは素晴らしい
正直この人のストイックさには、驚嘆すべきものがある。
飲み会に行かないとか僕にはマジであり得ない(週2~3で飲んでいる)し、コンビニ行かないのも実質的に無理だ。
コンビニの引力には、抗しがたい。
ただこの人、車も持ってないだろうし、旅行へもいっていないんだろうなというのがなんとなく見えてくる。
つまり地方に住む僕のような人間には非常に厳しいスタイルである。
漫然と1,000万円もキャッシュを持つな!
だが、そんなことはどうでもいい。
問題は、この人は漫然と現金(キャッシュ)で1,000万円も持ってしまっていることだ。
1,000万円もあれば、いろいろな資産に投資することができる。
株、投資信託、外貨、不動産。変わり種では「仮想通貨」という投資もある。(私も一時期仮想通貨にはまっていた時期があった。)
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これらのうち、ほとんどの資産には元本の保証がないので、せっかく積み上げた貯金を減らしてしまう可能性がある。
しかし、現金を銀行に預金をしたところで、資産運用としての効果はない。
言葉はいらない。楽天銀行のホームページを見てほしい。
2016年の11月28日現在で、10年ものの定期で年利が0.04%である。1000万円を10年預けても、税引き前でも4万円の利息にしかならないものである。
正直時間の無駄だ。
まずネット銀行に資産を移せ
このブログをかいている方は、投資信託、というか資産運用自体にあまりいい思い出がないようだ。
この問題は、多額の資産を銀行に預けてしまっていることから発生しているといってもいい。このためにおかしな資産運用を薦められ、手数料が2%もあるよく分からない投資信託を買わされるのだ。
とにかくこの人の場合は一刻も早く、銀行をネット銀行に切り替えた方がよい。
ネット銀行、そしてネット証券を利用することで、担当者からの「買え買え攻撃」を避けることができる。
次にネット証券に口座を作れ
ネット銀行上に資産を移したら、次はネット証券の口座開設だ。
別にどこでも良い。しかし楽天証券や、マネックス証券の方が投資信託や、投資サービスの選択肢が多いので、利便性は高いだろう。
※手数料の安さならクリック証券だが、投資信託をほとんど取り扱っていない。
投資信託はインデックス型を買え!それ以外は全無視
ネット証券の口座を開いたら、次はインデックス型ファンドを買うことだ。
インデックス型ファンドというのは、例えば、テレビでみかける日経平均225種のような「株価指数」と全く同じ動きをするファンドのことだ。
こうしたファンドは、運用が単純なのでコストが抑えられ、手数料はゼロであることが多い。
もちろん、一気に買ってしまうと、その直後に下落が始まって大惨事!ということがあるので、毎月定額を淡々と積み立てるやり方が、一番堅実だ。
(これを「ドルコスト平均法」という)
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しかし、世界情勢を見たときに、日本だけ株が下落して、世界全体は調子がいい、ということもある。
そうなると投資対象を分散させる必要があるだろう。例えば、こうだ。
- 日経平均225インデックスファンドを月間で5万円ずつ積み立てる。(大幅下落時にはさらに5万円のスポット買い出動を行う)
- MSCIコクサイインデックス(日本以外の世界各国の株式市場の動きを現す指標)ファンドを月間2.5万円ずつ積み立てる。(大幅下落時には、さらに2.5万円のスポット買いを行う)
- 外国債券インデックスファンドを月間2.5万円ずつ積み立てる。(大幅下落時には、さらに2.5万円のスポット買いを行う)
こうすることによって、年間で最低120万円の資産が、間接的に世界の株式と、日本の株式、そして外国の債券に投資されることになる。(日本国債はリターンが低すぎて、投資対象たりえない)
この辺の話は、不朽のベストセラーである、内藤忍の資産設計塾にいやというほど書いてあるので、気になる方は読んでみるとよいだろう。
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最後に
やっぱり銀行の対面窓口で、言葉巧みにいろいろ言われてしまうと、買ってしまうと思うんですよね。人間だし。
でもこれからマイナス金利がそのうち銀行にも適用されて、預けていると金利どころか口座維持手数料が取られる時代がくるかもしれない。
そうなる前に、多くの資産を単にキャッシュで持つことは止め、できる限りリスクとリターンとバランスが取れた資産運用をすべきだと思う。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
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