虎尾伴内の手帳 ~真夏の顔を持つ男~

ただしBREEZEは鼻から通り抜ける

ビットコイン・仮想通貨投資を始める前にやるべき3つのこと+100万円分のポートフォリオ考えてみた

仮想通貨は疲れる、けど面白い。

前回の記事は「やらないこと」ばかり書いていた

前回記事では、おじさん(30歳)と化した私が、これから仮想通貨投資に参入する人に、やってはいけないことを説明していた。

 

torao-bannai.hatenablog.com

しかし後で読み返してみるとどうにも具体性に欠けるし、禁止事項の列挙ばかりな気がする。

というわけで、もう少し具体的に、今から参入する人たちに、「やるべきこと」 「やったほうがいいこと」をアドバイスしたいと思う。

 

①詐欺コインの見分け方を知ろう

やっぱり禁止事項じゃないか(憤怒)

・・・心配なもんで(※過保護の祖母の血を多分に引いています)。

ちょっとtwitterとかで仮想通貨について検索するだけでもね、もうヤバそうな案件が続々出てくる。

ちょっと前だったらエ●ー×ルコインみたいに、明らかにどこの仮想通貨取引所にも上場してないじゃん!ってすぐわかったんだけど、最近だとマジでBittrex(海外の取引所)とかに上場しようとしてるらしいからたちが悪い

こういう連中の見分け方を、逆タヌ神さんという大変優れた方が、一本のブログ記事にまとめてくださっているので、まだ仮想通貨に参入していない人は、下記記事を10回ぐらい熟読してから仮想通貨を始めること。

godtanu.hateblo.jp

 

②コア&サテライト戦略で投資しよう

仮想通貨に限らず、一般的な投資戦略として、コア・サテライトという考え方がある。

雑にいえば安定運用するコア(核)、そして積極運用するサテライト(衛星)の部分を組み合わせた方がいいよねーという考え方だ。(そもそも仮想通貨自体が超サテライトだろというツッコミはおいといて)

仮想通貨界のコア、といえばもちろんビットコインだ。そしてこれに加えてリップルとイーサリアムが、一般的には三強といわれている。(ビットコインクラシックと、ライトコインは、ビットコインの亜種みたいなもので、分散の意味があまりなく除外)

なので、この3種類で「コア」を作る。3種類を同額ずつ買ってもいいし、市場シェアに準じてリップル1:イーサリアム:4:ビットコイン10という割合で買ってもいい。

この3つはさすがに滅多なことではなくならないと思うので、この3つを押さえておけば、コアとして問題ないだろう。

もう少し資金に余裕があれば、DASHやNEM、MONEROなども入れておきたいところだ。

 

そして仮想通貨界のサテライト、といえばICO・・・と言いたいところだが、ICOはあまりに案件が多くすぎて、サテライトどころかスターダストに近いので外して、サテライトには、時価総額順位100ぐらいまでの仮想通貨の中から選ぶとよいだろう。

11位~30位ぐらいまでだと、個人的に気になるのが、OmiseGo(11位)、LISK(14位)、昔買ったきりのStellar(30位)かな。

それ以下だと、プレセールの時から持ってるFactom(38位)を推しておきたい。なんと価格はプレセールから100倍以上になっているが、まだまだこれからだ。あとは、そのFactomの改良版?と目されるtierion(79位)も注目。そのほか名前をよく聞くのは、Byteball(40位)ぐらいか。

 

こうした中堅どころは、大手企業との連携発表や、大型バージョンアップなどの好材料で急に吹き上がることが多い。ビットコインやイーサの値段が急に倍になることはもはや考えにくいが、このくらいの規模だとまだまだ短期間で2倍、3倍、よければ10倍に駆け上がることも可能だ。

 

③資金投入も分散型で行こう

仮想通貨ほぼすべてに共通する特徴といえば、De-centerizedつまり「分散」である。日本円やアメリカドルのように中央銀行が一元管理するのではなく、有志が知恵と力を出し合い運営していくのである。

それは資金投入でも同じことである。

仮想通貨は株やFXのように成熟した市場ではなく、サーキットブレイカー(価格が乱高下した際に、投資家を保護すべく取引を一時停止する仕組み)もない。

つまり、明日ビットコインが急に10分の1になることだってあり得るのだ。

その時に、底値と判断して拾えるだけの余剰資金を、つねにもっておかなければならない。

私たちは9月に入ってからというもの、何回も底が抜ける瞬間を見てきた。

こんなに長い間下落を繰り返すのは、いくらなんでも正直きつい。しかし、余剰資金が豊富にあれば、この下落さえチャンスに変えることができる。

とにかく、下落に備えて日本円を持っておくこと、これが肝要だ。(仮想通貨間でやりとりしてもいいが、税金の計算が煩雑だ)

 

ポートフォリオのモデル作ってみた

例えば100万を仮想通貨に突っ込むとすると、実際にはこんな感じのポートフォリオになるだろう。

ビットコイン 30万円=約0.75BTC
イーサリアム 12万円=約4ETH
リップル    3万円=約1500XRP
その他気になる通貨10種(DASH、NEM、FCT、MONERO、LISK等) 各5,000円×10=5万円

以上で合計50万円。のこりの半分は暴落に備えての資金ということで。

きわめて現実的な、夢のないポートフォリオになってしまったが、それだけ仮想通貨市場が巨大化し、通常の株や投信のようなノウハウが通用する世界になってきたということである。

 

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まあ私はZaifトークンにかなりぶっこんでるけどな。
近い将来、仮想通貨インデックスのETFが組成されること祈っている。