ビットコイン急落!中国政府の規制方針と投資家の今後は?(9/14記事内容見直し)
先週のICO規制に続き、今度は中国国内の取引所をも規制しようとする動きがあるというニュースは既報の通りだ。
一時はデマではないかとも言われていたが、どうやら事実とみた方がよさそうだ。9/13未明に中国の有力なマイニング業者Bitmainを率いるジハン・ウー氏も、そうした動きがあることを認めている。
速報:Bitmain CEO Jihanによると「噂では中国はビットコインは禁止しないが取引所は禁止されようとしているという噂がある。取引所が現在創業できないということは再度ライセンスを得て再開出来ないということではない」 #ビットコイン #仮想通貨 #Bitcoin #中国 pic.twitter.com/38ZDoG8Niz
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年9月12日
なおこのジハン・ウーのツイート以降、ものすごい勢いでビットコインを始めとする仮想通貨の下落がスタートしており、ほとんどの仮想通貨が一日で1~2割下落している状況だ。
まあ、全体としてみれば約1か月前の水準に戻った、というだけの話である。
中国国内でも意見は割れている?
またしても墨汁うまい氏のツイートからの引用になってしまうが、中国国内においても、ビットコインやその取引に対する規制方針をめぐって対立があるらしい。
中国のビットコイン事情まとめ:現時点で出て来る規制当局は
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年9月13日
1.PBoC(中国人民銀行)→法の基取引所の運営許可
2.CSRC(中国証券規制委員会)→全ての取引所を閉鎖したい
3.北京特別対策チーム→厳密に取引を禁止後取引所を閉鎖したい#ビットコイン #仮想通貨 #中国 #ICO https://t.co/EhHAMqsywd
このうち、3の北京特別対策チーム、というのは中央政府の機関ではなく、北京市という地方自治体のチームだそうだ。(日本でいえば東京都庁か)
下に行くほどドンドン厳しくなっていくが、逆にそんなに厳しくしてしまって大丈夫なんだろうか?中国政府の幹部の子弟で、ビットコインで儲けている連中なんて、結構いると思うんだけどな。
仮想通貨における下落はかなり周期性がある
適当な図で申し訳ないが、2017年に入ってからの仮想通貨全体の時価総額の推移をグラフにしたものがある。
こうしてみると、1~2か月に一度は、何らかの原因で下落が起きている。5月はアルトコインが暴騰しすぎたことによる調整、7月は分裂を不安視した投資家による資金流出、そして今回の中国の規制問題と、JPモルガンの偉いさんの「ビットコイン持ってる奴はクビだ」発言による下げだ。
こうしてみると、まだビットコイン分裂後の上昇分を吐き出しきっていないことがわかる。そのライン(時価総額1000億ドル≒11兆円)を切ってきたら、また考えることにしよう。
仮想通貨で重要なのは「握力」だ
今回の下落騒動を受けて、テッペンで参入してしまった人々の阿鼻叫喚を聞くことが多いが、やはり大事なのは、「握力」つまりポジションを持ち続ける力だろう。
資金に余裕のある人は、少しずつ買い増していき、平均値を下げる方向へと持って行くべきだろう(税金の計算上は不利になるけど)。
てっぺんで全つっぱしてしまったひとは……その通貨が上がると心から思えないんであれば、早く手放した方がいいかもしれない。そもそも仮想通貨とは水が合わなかったのかもしれないし・・・。
そして、バブル前からの投資家は・・・・・・。早く売った方がいいんじゃないすか?税金対策もあるし(下がったら買い増す方針なのは隠しつつ)