ビットコイン下落についての極私的備忘録メモその①~下落の原因についての考察~
年明け以降のビットコインその他仮想通貨が、軒並み下落していることについて、ネット情報を漁ってみて、考えたことを2回に分けて極私的にメモしておく。
1回目は「なぜビットコインが急落したか」について。
①原油など商品相場との関連性。
ビットコインはしばしば、通貨よりも金に例えられるが、年明け以降の金価格はさほど下落していない。
ここのサイトを見てほしい。金や原油など商品相場の情報サイトだ。
みんなのコモディティ | 金や原油、コメの相場価格や金チャート
ここを開くと、主な商品の日足チャートを見られるが、貴金属を除けば、ゴムも、原油も、とうもろこしもみんな年明け以降下落している。
市場は、ビットコインを原油などと同一視している可能性がある。
②ロシアがビットコイン規制をさらに強化した。
そもそも、ロシアは昨年からすでにビットコイン規制に乗り出しているが、現在は一歩進んでビットコイン関連サイトへの接続自体が遮断されているようだ。
(仮にも先進国を名乗る国が、特定のサイトを接続規制をするなど考えにくいが、どうやら事実のようだ。)
ロシア政府がビットコイン関連サイトへのアクセス遮断、Bitcoin.orgなど少なくとも7サイトが対象に | ビットコインニュースのBTCN
表向きは、地下経済活動の助長を防ぐとしているが、ルーブルのこれ以上の下落と流出を防ぐためという見方もでき、いずれにせよこの規制が下落を助長しているのは想像に難くない。
③ 信用取引の増加
一部の取引所では、ビットコインの売りポジションを持つことができる。
Quoine | Bitcoin Exchange, Buy & Sell Bitcoin in JPY/SGD/HKD/USD
例えばシンガポール拠点の取引所Quioineでは、ビットコイン建ての信用取引が可能なので、ビットコインを売り、価格が下落する方に掛けることができる。
こうした動きが活発になると、下落を期待する市場参加者が増えるし、一方買い方はできるだけ安く買いたいので、価格下落の圧力が高まることになる。
(※素人なので間違っていたらご指摘ください。)
ここまでビットコイン他仮想通貨の価格下落の原因について調べたことをまとめてみた。
多分実際にはこれまで挙げた要因が複雑に絡み合い、今回の急落に至ったということになるだろう。
次回のメモでは、この下落がもたらす影響について考えたい。
結構マジでビットコインの存続にかかわる問題もあるようだ。