何じゃこりゃ?世界初!「落書きICO」Vacusが10月27日21:00からしれっとスタート!
私は今とんでもない事態を目撃しているのかもしれない。
一時期は乱立していたICOも、9月に発表された中国の規制をきっかけに、熱が冷めつつある一方、日本では、国内初のICOプラットフォーム「COMSA」がスタートを切rあー前置きはいいや、とにかくこれを見てほしい。
あの~?これって本当にICOなんですかね?
ICOっていえば、普通オシャレなロゴとか、イケメンかついかにも「技術わかってます」な兄ちゃんの写真がいっぱい並んでて、美辞麗句がかかれたホワイトペーパーがあって、開始までのカウントダウンとか、プレセールボーナスとかお決まりの奴あるじゃないですか。
そんなん一個もあらへん。
じゃあ何があるんかな~と思ってたら
!?
!?
!?
・・・あのさあ。
こんなんじゃICOになんないよ(棒読み)
全部落書きじゃねぇかよ。
※一応ちゃんとしたホワイトペーパーもあるようだが・・・短っ。
今回売りだされるのは、VACUSというトークンで、1VACUS=0.2円。総売り出し予定枚数は3億枚で、すべて売り切った場合、調達額は6000万円となる。
なお、総発行予定枚数は10億枚を予定しているとのことなので、サービス開始時点でのVACUSの時価総額は2億円ということになる。
まじめな概要
ふざけた落書きばかりのICOかと思いきや、VACUSトークンおよびAvacus仕掛人のまつかぶおうどんさんによれば、「市場で売りぬけて終わり」という短期的なICOのあり方を変えたいという真面目な思いがあるらしい。
実際、既にAvacusの開発は終わっていて、トークンセール終了とともに、サービス開始予定とのこと。
気になるサービスの内容は、Purse.ioと同様に、Bitcoinを持ってる人に、欲しがっているものを買ってあげる→買ってもらった人はお礼にBitcoinを支払うというものである。
要するに物々交換という形をとりつつビットコインをやり取りするサービスである。
トークン保有者への特典は?
VACUSトークンの保有者には、その量に応じて、Avacusでの売り上げたBitcoinの75%が付与されるのだが、付与方法が面白い。なんと抽選である。
抽選の方法は複雑だ。
トークンの保有者には、その量に応じ抽選権利が保有量と同量まで毎日付与される。
(※保有量からその時点の抽選権利を引いた数の1割が、新たな権利として毎日付与される。エクセル上で計算したところ、100VACUS保有の場合、約40日でほぼ同量となる)
つまり、いきなりトークンを大量購入しても、抽選権利がないので、ビットコインはもらえない・・・ということになる。
ここに、まつかぶおうどん氏の「長期保有に向いたトークン」という主張の根拠の一端が見える。
今後の展開は?
まつかぶおうどん氏によれば、VACUSと同じ性質のトークンを続々とローンチさせ、一つの生態系を作りたいという野望があるという。
また、新たにICOをやりたい!サービスを作りたい!という人へのサポートも行うとしており、説明資料の適当さとは反比例して、非常に熱いものを感じさせる。
この不思議なトークン、VACUSは、10月27日の午後9時からスタートする予定である。
購入はXCP(カウンターパーティトークン)や、ビットコインで受け付けており、具体的な購入方法は、こちらから
最初は完全に馬鹿にしていたが、いつの間にやらすっかり引き込まれてしまう、すごいICOが現れたと思う。
手持ちのXCPに加えて、幾らかぶち込もうと思う。