虎尾伴内の手帳 ~真夏の顔を持つ男~

ただしBREEZEは鼻から通り抜ける

Zaifトークン事変とそれに伴う仮想通貨取引所全般への不満

ちょっとした事件が、いまおきている。

Zaifトークンの混乱

Zaifという仮想通貨取引所が、現在サーバダウンを起こし、全く使いものにならなくなっている。

その原因は、取引所で取り扱っている仮想通貨の一種(正確にはトークン)であるZaifトークンの取引を巡って、利用者がZaif(取引所)に殺到したためである。

22時41分現在も、サイトには接続できず、利用できる状況とはなっていない。

この騒動の直接の原因は、Zaif(取引所)のtwitter公式アカウントにて、今後のZaif(トークン)についての方向性に関するツイートが流れたことがきっかけである。

 

 一応説明しておくと、COMSAプロジェクト、というのは、仮想通貨版のIPOにあたるICOを支援する新たなサービスのことで、Zaif(取引所)の運営会社が中心となって現在開発と資金調達が進められており、早ければ今秋からのスタートを予定している。

このCOMSAは、開始前からかなり期待が高く、COMSAを利用するための通貨(トークン)として、Zaifが使えるようになるのでは?というのが、ユーザーの期待するところであった。

現に、一部投資家はYoutubeに動画まで上げて、Zaifの買いを推奨している。


仮想通貨 Zaif トークン ここからどうなる? 暗号通貨

 

しかし今回のZaif(トークン)の過熱(最安値0.1円からごく短期間に、2円を超える価格まで上昇した)を見かねたZaif(取引所)運営による、上記のツイートによって、Zaif(トークン)は急落。

最高値2円に対して、現在0.5~6円程度で推移している。(正確な値段を知りたいが、何しろつながらないのでしょうがない)

 

Zaif下落より露呈した、さらなる大きな問題は

私も最初は急な下落に驚いたが、それよりも重大な問題は、取引所であるZaifが、2時間近くもダウンしているということである。

今後仮想通貨取引はますますメジャー化して、株やFXのようになっていくと私はにらんでいる。

それにも関わらずこの不安定性では、新たなユーザーを取り込んでいくことが出来ない。

「やっぱり怪しい」とみられて、逃げられるのがおちだ。

 

 

Zaifよ、ネット証券大手の傘下に入れ

仮想通貨市場が今後もますますスケールしていくには、人々が抱く仮想通貨への「怪しい」「不安定」なイメージを払しょくすることが重要だ。

そもそも現在の取引所はどこも、利益や損失が日本円ベースで一目でわかる構造になっておらず、確定申告などの際に、正確な納税額がしっかり算定できない恐れがある。

国は仮想通貨に対して、マネーロンダリングや、脱税のイメージを持っているはずだし、そうでなくても、国の支配が及ばない仮想通貨の存在自体、言ってしまえば許せないはずだ。

早くスケールして、too big too failな存在まで成長しないと、これまでの努力は全て水泡に帰す。

Zaifや、Coincheckを含めた仮想通貨取引所は、早く大手ネット証券か、大手金融グループと手を結び、国を騙しつつ早くtoo big too failになってほしいと思うのである。