好きなミュージシャン好きな理由(わけ)~第2回 ユニコーン~
自分がこれまで好きになったバンド、歌手を好きになった順に語る企画の第2回目は、ユニコーン。
世間的には「奥田民生がいる(いた)バンド」なのかもしれないが、それにとどまらないのが彼らのよいところ。
そんなユニコーンを皆さんにご紹介したいっ。
ユニコーンとは?
広島でアマチュアバンドのドラムスだった川西幸一をリーダーに1986年結成。初期メンバーは川西、ギター手島いさむ、ベース堀内一史、キーボード向井美音里、ボーカル奥田民生。
ユニコーンは結成後すぐにソニーのコンテストに合格し、アルバム「BOOM」でデビュー。
その後向井が脱退し、後任として阿部義晴が加入するが、プロデューサー志向だった阿部の加入がバンドを大きく飛躍させることとなる。
1989年にあの「大迷惑」を含むアルバム「服部」が発売。一気に単なるアイドルバンドから脱却する。
- アーティスト: UNICORN,手島いさむ,川西幸一,奥田民生,堀内一史,阿部義晴
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1995/12/13
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (119件) を見る
翌90年には、名曲「働く男」が入った「ケダモノの嵐」が発売。その地位を不動とする。
しかし次第に各メンバーの方向性の違いが大きくなり、ついに1993年にリーダー川西が脱退。バンドは空中分解し、同年9月に解散した。
解散後はメンバー(特に阿部)が当時の話すら嫌がるほど辛い過去と化していたが、00年代後半から和解が進み、2009年、なんと解散から16年ぶりに復活!その後はマイペースに活動を続けている。
出会ったきっかけ
2006年ごろ、当時学生だった私は相変わらずQUEENしか聴いていなかった。
ただ、木村カエラ(当時はタレントとして好きだった)が奥田民生とコラボすると聞き、なぜか奥田民生ソロではなく、ユニコーンに関心を持つようになった。
当時は再結成前だったこともあり、アルバムを売っているお店はほとんどなく、オークションに手を出した記憶がある。
なお、2015年現在、いまだにライブに行けていない。メンバー全員が生きているうちに早く行きたい!
超個人的好きなポイント
・メンバー全員がボーカルをとり、飽きさせない。ライブ中も何度もボーカルやパートが入れ替わるのは楽しい。
・洋楽へのオマージュと、日本人ならではの日常や悲哀が入り混じった表現が面白い。
・(特に再結成後)世間を気にせず、内輪ネタを堂々とやりつつも、結局は世間も楽しませるところ。
ユニコーン「この一曲」
ここは2ndアルバム「Panic Attack」から、「サービス」を推したい。
この頃の奥田民生のボーカルは本当に素晴らしい。カッコよさとかわいらしさ、甘さが同居していて、私の理想の声の一つだ。
ちなみに詞は倦怠期の恋人との関係を歌っているようで、実は風俗嬢の歌だ、という説がある。
ユニコーントリビア集
・奥田民生は初期のPVで、テディベアを抱っこさせられるのが嫌で泣いた。
・阿部義晴は93年の解散直前には精神安定剤を服用していた。00年代以降も続けていたという本人の証言もある。
・川西幸一がユニコーンを結成する際、メンバーを選んだ基準は、「ルックスがいいかどうか」
・手島いさむの息子は、学校へ行こうの「未成年の主張」に出たことがある。
・堀内一史が作った1stアルバムの曲「Alone Together」は、露出狂にあったときのエピソードを基に作った曲。