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虎尾伴内の手帳 ~真夏の顔を持つ男~

ただしBREEZEは鼻から通り抜ける

読んだ「日本の喜劇人 著・小林信彦」

書評

以前から大瀧詠一経由で非常に気になっていた「日本の喜劇人」を読んだ。

日本の喜劇人 (新潮文庫)

日本の喜劇人 (新潮文庫)

 

非っ常に古い本(今回買ったのは1982年版)で、たけしやタモリは最終章でちょっと触れられているに過ぎない。当時のタモリはアングラから大衆化への過渡期で、徐々につまらなくなりつつあるという書かれ方をしている。(※当時は「笑っていいとも」が始まったばかり。)

そう言う意味で、昭和初期~1980年代までのお笑いを振り返る意味で非常に貴重な一冊といえる。

名前しか聞いたことがなかった「エノケン」「ロッパ」などの芸人が、この本の中では(筆者の実体験をとおして)生き生きと動き、走り回っている。

 

torao-bannai.hatenablog.com

そして、今の時代だからこそできる楽しみ方だが、この本に登場した芸人たちの活躍ぶりは、ほとんど全て動画サイトに投稿されている。(著作権的にどーなんだという物は多々あるが・・・)

筆者も「そうした際のガイドブックとして本書を活用してほしい」とあとがきで述べているので、ぜひこの本片手にパソコン桟敷でバーチャル劇場巡りをしてほしい。

(※まさかネットで一気に見られるとは小林信彦も予測していなかっただろうけど。)