読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

虎尾伴内の手帳 ~真夏の顔を持つ男~

ただしBREEZEは鼻から通り抜ける

後世に伝えたい「ナイアガラ」的生き方 その③「ナイアガラレーベルって何?(後編)」

ナイアガラ 音楽 雑談

前回記事では、主に1980年代のナイアガラレーベル(っていうか大瀧詠一)について書いた。

torao-bannai.hatenablog.com

大瀧詠一の音楽活動は、1985年のシングル「フィヨルドの少女」を最後にいったん終了しているものの、あくまでそれは自分名義での作品を作らなくなった、というだけで、実際にはそれ以降も楽曲提供は続けている。

1986年には、大瀧が敬愛するクレイジーキャッツに「実年行進曲」を提供。
(※MP3でダウンロードできるなんて、すごい時代だ。)

実年行進曲(ぶちゃむくれバージョン)

実年行進曲(ぶちゃむくれバージョン)

  • アーティスト: ハナ肇とクレイジー・キャッツ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/07/22
  • メディア: MP3 ダウンロード
  • この商品を含むブログを見る
 

※なお、同じくクレイジーキャッツファンの所ジョージは本作を「こんなもの作った奴はろくな死に方をしない」と酷評。私は所さんを「人の批判をしない人」だと勝手に思っていたのでややショックだった。

1988年には小泉今日子に「怪盗ルビイ」を提供。

快盗ルビイ (MEG-CD)

快盗ルビイ (MEG-CD)

  • アーティスト: 小泉 今日子
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント株式会社
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る
 

そこから長い沈黙期にはいるものの、1995年には渡辺満里奈のミニアルバム「Ring-a-Bell」をプロデュース

Ring-a-Bell

Ring-a-Bell

  • アーティスト: 渡辺満里奈,能地祐子,佐野元春,高木一江,金延幸子,さくらももこ,Lee David,萩原健太,多羅尾伴内,CHELSEA,井上鑑
  • 出版社/メーカー: ダブル・オーレコード
  • 発売日: 1996/03/21
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 1回
  • この商品を含むブログ (4件) を見る
 

なお、この当時の渡辺満里奈が「笑っていいとも」に出演したときの映像がYoutubeに以前上がっていたが、この中で、実はタモリも大瀧詠一のプロデュースでレコードを作る予定だったそうだ。

そしていよいよ1997年、フジテレビ系ドラマ「ラブ・ジェネレーション」の主題歌、「幸せな結末」が発売される。大瀧本人の名義としては、実に12年ぶり。さらに当時はCDバブルの時期であったが、100万枚の大ヒットとなる。

 

幸せな結末

幸せな結末

  • アーティスト: 大滝詠一,多幸福,井上鑑,Rinky O’hen
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1997/11/12
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 2回
  • この商品を含むブログ (23件) を見る
 

 

なお、この曲は渋る大瀧にフジテレビのスタッフが熱心にラブコールを送り続け、制作されたようである。(なお、そのスタッフはのちにフジテレビ社長となる、亀山千広。)

その後、1998~99年には市川美和子のシングル、およびアルバムのプロデュースを行っている。

Pinup Girl(通常仕様)

Pinup Girl(通常仕様)

 

このアルバムでは、10代から30代女性の心情を当時20代前半だった市川が歌い分けるというコンセプトの元制作され、このうちの一曲「雨のマルセイユ」では、市川が限界ギリギリの低音で30代の女性の気持ちを歌っている。(大瀧がそのまま歌っても全く問題ないぐらい低い。)

2003年には、ナイアガラレーベルとして最後のシングル、「恋するふたり」が発売された。これも前作「幸せな結末」と同じく、フジテレビ系のドラマ主題歌として制作され、こちらもまずますのヒットとなった。

恋するふたり

恋するふたり

  • アーティスト: 大滝詠一,井上鑑,多幸福
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/05/21
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 5回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

大瀧は、1990年代は「幸せな結末」「Happy Endで始めよう」の2曲、2000年代は「恋するふたり」の1曲だったから、2010年代は0曲だ、と生前語っていたが、皮肉にも2013年末の死を以って、それが実現してしまう結果となる。

なんか記事が脱線しまくってアカンことになってしまっているが、とにかく、いよいよ次から、ナイアガラ的な生き方、考え方とは何なのか!?ということを自分なりに書き散らしていきたいと思っている。