私がビットコインのトレーディングについて懐疑的な理由3つ
一般にビットコインの投資方法といえば、マイニング、レンディング、アルトコイン、クラウドセールなど多々あるが、しかし値動きを読んでのトレーディングを正面切ってやってる方はどの程度いるのだろうか?
ビットコイン投資研究所さんでは、いよいよトレーディングに乗り出すか?という記事が書かれているようだ。
Bitcoin養鶏業(チキン・コイン)専業、2週間目 - Bitcoin投資研究所
私もトレーディングについては関心こそあるが、三つの点から現在非常に懐疑的になっている。
1 ビットコインは休めない
以前にも書いたが、ビットコインの取引は基本的に休日も停止しない。
私も2013年末~2014年初のビットコインバブルの時は、休日も今は亡きMt.Goxにアクセスして値段を何度も確認したものだった。
トレーディングする以上、常に何らかの形で値動きがフォローできないと、大きな損失が発生しそうな時、あるいしたときに対応することが出来ない。
もしビットコインのカラ売りをして、寝ている間や休日に暴騰し、手持ち以上の損失を負うことになったら目も当てられない。
(それはFXも同じだが、休日までそこから逃れられないのはキツイ。)
2 ビットコインにはトレーディングツールが少ない
ビットコインは、株や為替と違い、現在の値動きを分析したり、自動売買をしたりするツールが、ほとんど存在しない。
FXや株には、一定のルール下で自動売買を繰り返すソフトや、それを取り扱う業者が死ぬほど存在するが、ビットコインにはそれがほぼ存在しない。(以前、どこかでビットコインの自動売買を行うツールが売られていたのを見たことがあるが、ソースが示せない。)
3 取引所がそもそも信用できない
今年に入ってからもBitstampのハッキングがあるなど、いまだに安全面への課題が払しょくできない。一方、証券会社がハッキングを受け、顧客の資産が流出したというニュースは、ほとんど聞かれない。
また、ほとんどの証券会社は顧客財産と自社の財産を分けて管理しているために、倒産しても顧客に直接ダメージがいくことはまずない。
果たしてどの程度のビットコイン取引所がこれを守れているのか。
極私的には、ビットコインの価格の安定には、健全なトレーダーの存在が不可欠だと思ってはいる。
だから将来的には、誰もが安全にトレーディングできるような日が来てほしいとは思っているが、少なくとも2015年2月1日現在の私は、ビットコインのトレーディングには懐疑的である。